THE LUCKY STAR☆☆☆〜私のモノ〜
保田さん・・・私はようやくアナタの全てを手に入れることが出来ました。
アナタの全てが大好きでした。
笑ったアナタも、怒ったアナタも、泣いたアナタも・・・
アナタさえいてくれれば私は何もいらなかった。
他のどんなモノを犠牲にしても、ただアナタさえいてくれれば・・・
でもアナタはそうじゃなかった。
私の想いを受け止めてくれたハズなのに・・・
私だけを想ってくれるって約束してくれたのに・・・
私はいつだってアナタだけを見つめていたのに・・・
それなのに、アナタの目にはいつも他の誰かが映ってる。
矢口さんだったり、よっすぃ〜だったり、ごっちんだったり。
アナタにはずっと私だけを見ていて欲しかったんです。
私だけのモノになってほしかったんです。
それなのに・・・酷すぎます。
だから、こうするしかなかったんです。
保田さん・・・アナタをコロして私も死ぬしか・・・
いつものようにアナタを部屋に誘って、他愛もないお喋りをして・・・
そしてアナタに出すための紅茶を入れる時、カップにそっと毒を入れたんです。
それを飲んだアナタはしばらくすると、とても苦しそうな顔をして私にすがってきましたね。
そして私はアナタをおもいきり抱きしめました。
あの時のアナタの顔、今でも鮮明に覚えてますよ・・・
苦しんでるアナタも、とっても魅力的でした。
あんまりカワイイからおもわず笑みがこぼれちゃいましたよぉ。
でも、その後すぐアナタの体からは力が抜け、全然動かなくなっちゃいましたけど・・・
もう少し苦しませないでコロしてあげたかったんですけど、許してくれますよね?
だって保田さん・・・アナタの全ては私のモノなんですから♪
さってっと、私もそろそろ保田さんのところに行かなくっちゃ・・・
これから私たち、ずっと二人きりでいられるなんて・・・スゴク嬉しいです。
そのためにはちょっとくらい苦しくても我慢しなきゃ・・・
大好きな人とは、やっぱり同じ死に方で死にたいもんね。
次に目が覚めるときは、きっと保田さんが笑って迎えてくれるはず・・・楽しみだな♪
そして私はアナタの紅茶に入れたものと同じ薬を飲み込みました。
その後に襲ってくる苦しみに耐えられるよう、アナタを抱きしめて・・・